赤ちゃんが吐いた

ゲボッー、タラー、ピュー
あっ、赤ちゃんが吐いた!

2000年1月になり、ミレミアム(千年紀)を迎えました。これからは寒さが本格的となり、赤ちゃんもいろいろと病気をしやすい季節です。今回は赤ちゃんの嘔吐について考えてみることとします。大切な赤ちゃんが吐いてしまったら、お母さんは驚くことでしょう。病気でなくても嘔吐することもあり、必要以上に慌てなくても大丈夫です。時として重い病気の症状の一端である場合があり、見逃せないポイントはしっかり掴んでおきましょう。

赤ちゃんが吐いても心配のない場合

一般的に赤ちゃんは”吐きっぽい”といわれます。これには理由があって、食道から胃に入ってゆく噴門と呼ばれる部分の筋肉が弛緩して締まりがよくないため、きんちゃくの紐がゆるんでいるような状態になっています。そのためいったん胃に入った内容物も容易に逆流しやすく、”吐きっぽい”わけです。このことに加えて赤ちゃんの胃はおとなのように横長ではなく、とっくりを縦にしたような形をしています。ちょっとした刺激が加わるだけで、徳利型のしまりの悪い胃袋からは、内容物が溢れてしまいます。しかし、生後3ヶ月を過ぎる頃から噴門をとりまく括約筋がしだいに発達してきますので、嘔吐の回数はずっと減ってきます。

哺乳後に「ゲボッ」と吐いても1日に1~2回で、吐いたあとケロッとしていて、機嫌が良く、体重増加も良好であればまず心配はいりません。一番多い原因は「溢乳」といって胃の内容物が溢れてくるためです。その次はゲップが上手くできずに、哺乳の時に呑みこんだ空気と一緒に吐く場合です。哺乳後すぐに吐く時には、30分ほど立て抱きにして、ゲップを出した後に右側を下にして寝せる(右側臥位)と吐くことが少なくなります。このような三ヶ月未満の赤ちゃんの嘔吐はまず心配要りません。

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