頭・目・鼻・耳

頭で考え、目から鱗の、鼻に抜ける、耳寄りな赤ちゃんのお話し
(オツム、オメメ、オミミ、オハナのお話)

二千年の新年度を迎え、桜、こぶし、田畑では蓮華の花が美しく咲き乱れる春らんまんの季節となりました。
今回は赤ちゃんの首から上の部分すなわち頭、目、耳、口腔、顔面につき、お母さん方に是非知っておいて頂きたい、いくつかの事柄をお話ししたいと思います。

1.頭で考える(オツム、頭脳、中枢神経系)

赤ちゃんは頭を使ってものを考えるのでしょうか?このことについて少し考察してみましょう。

赤ちゃんの睡眠時間は月令により少しずつ違いますが、生まれて1ヶ月以内の新生児では 18~20時間眠っているといわれ、4~5時間の周期で目を醒まします。1ヶ月以降の乳児では14~18時間眠っており、目を醒ます周期は少しずつ長くなります。赤ちゃんは寝ることが仕事ともいわれ、哺乳、オムツ交換、入浴そして泣いている時以外は眠っていることが殆どです。”寝る子は育つ”といわれるように、眠ることがすなわち赤ちゃんの生活そのものといえます。生まれて3ヶ月頃より1日24時間のリズムに少しずつなじんで、一歳前後で昼と夜の区別が次第にできるようになります。ですから一歳未満の赤ちゃんが夜と昼を間違えて、夜中に起きてお母さんを困らせたとしても特に心配はいりません。

さて当初の赤ちゃんは頭を使って考えるのかという点については、少なくとも夢は見ているといえるようです。自分の赤ちゃんを寝入った後1時間くらいずっと観察してみると、生後1~3ヶ月は瞼の下で眼球が素早く動き、全身もしばしば動いて、呼吸がやや乱れることがみられます。その後動眼睡眠と呼ばれるパターンが見られ、医学的定説は得られていませんが夢を見ながら脳が発達してゆく過程とも考えられます。また目が醒めているときに赤ちゃんの目の近くに”アンパンマン”の絵を見せると、表情は豊かになり場合によっては喃語と呼ばれるオシャベリをして語りかけ、リラックスした状態になります。これに反し”バイキンマン”を見せると赤ちゃんは不安そうな曇った表情となり、時には泣き出して興奮した状態になります。このことから判断すると赤ちゃんは、見て考えて反応しているものと推察されます。ですからお母さん方は哺乳時、オムツ替えその他赤ちゃんと向き合って声をかける機会があった場合には、赤ちゃんの目をしっかりと見つめて(Eye -to -eye contact)、穏やかな表情で優しく声をかけてあげましょう。

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